墓石のご建立は、一生に一度あるかないかの大事業です。
用意しなければと義務的に感じている方も少なくないと思います。
昨今のお墓のあり方は様々です。人の数だけ事情があり、それぞれに適したお墓の形があると思います。
ぜひ、無理をせず自分にできる供養の形を模索してください。
家族や頼れる方にも相談してみてください。
また、お墓づくりやお墓参り、ご供養は故人のために最後にしてあげられることです。
しかし、これらは故人のためだけでなく、故人のためにしてあげたい。
故人と会える場所を作りたい。というご自身の希望を叶える場でもあります。
故人の想いも大切ですが、こうしてあげたいという、ご自身の想いも込めて
前向きなお墓づくりをしていただければ幸いです。

お墓を考えるうえで、まず必要なのがお墓を建てる場所です。
この段階で、石材店に問い合わせ墓地の情報を収集、相談するのも一つの方法です。
お寺の墓地にするのか、霊園や公営墓地にするのか。
また、お墓の形式は一般墓なのか、永代供養墓・樹木葬なのか等、選択肢は様々です。
立地や環境等も含め、お客様に合った供養の形を考えることが大切です。
お墓を建てる場所が決まりましたら、
いよいよ建てるお墓の事を考えます。
石材店に電話やメール等で問い合わせたり、
実際に店に足を運び
お見積りしてもらいましょう。
お墓を建てる場所の確認をします。寸法や工事方法により最終的な工事金額が変わりますので、必ず確認が必要な項目となります。

石は黒や白だけでなく緑やピンク等。デザインは昔ながらの和型設計からモダンなデザインのお墓まで、現在お墓の形式は様々です。ご予算やお手入れのしやすさ等も考慮しながら、
お客様・故人の想いを形にしましょう。


昔ながらの正面に家名を彫刻したり、好きな言葉・花やイラストを彫刻したりと自由です。
中にはお客様ご自身で書いた文字を彫刻することもあります。思い思いの彫刻を施しましょう。

お客様からいただいたご要望を基に、図面・お見積りを作成します。立体イメージ図を実際の現場に合成したイメージ図も作成できます。お客様のイメージと実際のイメージをすり合わせ、何度でも修正を行いますので、納得いくまで、ご要望をお伝えください。





設計デザイン・彫刻原稿等すべて決まりましたら、ご契約となります。ご契約から1カ月半程度で石の準備から建立工事まで完了します。
ただし、石工事に使う接着剤は雨の場合ちゃんと接着できないため、工事は天候にも左右されます。余裕を持った準備をしましょう。

石の準備が整いましたら、建立工事を行います。基礎工事から建て込みまで、完全自社施工により安心の施工を心がけています。

完成したお墓をご確認いただき、新しいお墓に魂入れ・開眼供養を行います。

近年では建てるお墓の約7割が洋型のお墓(横長の墓石)です。
理由は昔ながらの3~4段の和型のお墓(縦長の墓石)よりも重心が低くなり
地震に強い点や、墓石を作る際の石の量が少なく済むことから、和型よりも洋型の方が価格を抑えやすい点などが挙げられます。
金額的には洋型で平均約160万円前後です。この金額は石の種類や広さ、加工などによって200万円以上になることも、逆に100万円以下にすることも可能です。
無理のあるお墓の建立はご自身のためにもなりませんし、ご先祖様や亡くなった方もきっと望んでいません。無理をして高いお墓を建てるよりも、想いを込めたお墓を建て、お墓参りすることが大切です。
ご自身のご予算を考慮の上、石屋に相談をしながら無理のないお墓のご建立を。
また、今ではお墓も耐震施工が当たり前の時代です。地震対策を施しているのか確認の上お墓を建てる石屋を選定しましょう。
