お墓はいつまでに建てれば良いのか?
特に決まりはありません。寿陵墓(生前墓)というものもあり、予めお墓の用意をすることも一般的です。
いざその時になると普段慣れない手続きや心身的な負担もあり、大変な中お墓のことも考えなければいけない。
焦って用意をするとトラブルや後悔に繋がるため、心配な方は早めのご用意をおすすめいたします。
ただ、昔は焼骨後そのまま納骨をするというのが一般的でしたが、現在は四十九日までお骨を手元に置き、
四十九日法要の際に納骨法要を行う方が多いです。
その際お墓が無い場合は、百箇日法要や一周忌法要に合わせてお墓を用意するケースも多いので、
お墓が無いからと焦る必要はありません。
現在のご自身の状況を考慮し、無理のないご用意を。
石の値段はどのくらい?
お墓を1基建てる際の相場は160万前後です。
お墓を建てる場所・規模・お墓のデザイン・石の量によって金額は変わるので、ご予算の決まっている方は、
ご予算を伝えてその金額に収まるような提案をしてもらいましょう。
なるべく安くお墓を建てたい
墓石代に関しては、石の種類と量で金額差が大きく出ます。
一般墓の場合、安価な石種を選ぶ、敷地いっぱいに石を使うのではなく、石を使う量を必要最低限に抑える等、
ご対応できますので、お気軽に石材店にご相談ください。
注文からどのくらいの期間でお墓が建つか
通常1カ月~1カ月半程でご建立が可能です。
ただし雨天の場合石材に使う接着剤等が使えず、工事が行えないため、雨期のご建立を検討している場合は注意が必要です。
また、急いでいる場合もできる限りのご対応はさせていただきますので、ご相談ください。
どんな石を選べば良いか?
今は外国産の石の取り扱いも増え、様々な色や模様の石がありますので、石材店に置いてあるサンプルの石を見せてもらい、気に入った石を選びましょう。
また、実績のある石を選ぶことも大事です。経年での劣化や見た目の変化等の少ない石は良い石と言えるでしょう。
逆に新たに採石された石は、見た目が良くても、実績がないためどのようなリスクのある石か予測がつきません。
石の特徴も含め、石材店に相談してみてください。
戒名彫刻ってなに?いつまでに彫るの?
戒名彫刻や墓誌彫りと言います。墓誌:亡くなった方の戒名や俗名・没年月日等を彫刻する場所
墓誌板として、石塔とは別に設置されている場合や、竿石(墓石のメインの石)の横や裏、蓋石に彫刻する場合もあります。彫刻場所については石材店にお墓を見てもらい、確認しましょう。
また、彫刻時期については、四十九日までに彫刻するのが一般的です。
彫刻をしていない場合は、いつでも彫刻可能ですが、百箇日法要や一周忌など、節目に合わせた彫刻をご検討ください。
墓地の選び方
最も重要なのは、立地です。
アクセスしやすい場所か。駐車場はあるか。お墓に続く参道は階段や坂が多くないか等。
お参りしやすい場所を選択することが大切です。
また、お参りしにくい場所、道が狭い、坂や階段が多い等は、お墓を建てる際の工事費も高くなってしまう場合があります。もし将来お墓を解体・撤去する際の工事費も同様です。
その他は、自分の考えているようなお墓は建てられるか。
(墓地によっては規定のデザインでしか建てられない等、建てる墓石デザインにも縛りが設けられている場合があります。)金額、雰囲気等を考慮してご選択ください。
永代供養墓はどんな人が向いてる?
ご自身の代で家系は途絶えてしまい、身寄りがなく、お墓のご用意がない場合は永代供養墓をご検討ください。
継承者がいる、継承者がいない場合もお子様や御兄弟等いらっしゃる場合は、今では両家墓等も一般的ですので、一般墓で皆で入れるお墓を用意するのか、ご相談の上ご検討ください。
ペットが亡くなったらどうすればよい?
まず、自治体やペットの火葬を行っている業者に火葬をしてもらいます。その後遺骨は骨壺のまま手元供養(ご自宅に安置)する方もいます。
しばらく手元供養した後、ペット墓やペットの永代供養墓のある墓地にて供養したり、ご自宅の庭等スペースのある場合はそこに簡易的なお墓を作り、供養する方もいます。
その際、一部遺骨を手元供養(骨壺よりも小型な物)し、残すこともできます。
お墓の形に決まりはあるの?
仏教においては、基本和型の三段墓ですが、昨今ではお寺でも洋型やモダンなお墓が建つことも一般的です。
他にも神道式や形だけでなく、彫刻する文字等の違いもありますが、建てられるお墓、建てられないお墓を墓地の管理者に確認しましょう。
お墓って移動できるの?
移動できます。今あるお墓をもっと立地の良い、アクセスしやすい場所に移動したいという方も多いです。
ただし、墓石を再利用する場合は移動先の墓地が再利用可能な墓地なのか確認が必要です。
規約上問題ないか、寸法は再利用可能な大きさか等、注意して新墓地をご検討ください。
生きている間にお墓を建てて良いの?
生前墓は寿陵と言い、縁起の良いこととされています。お墓を用意しておき安心したいが、お墓を負のイメージと捉え、縁起等を気にしてしまい抵抗がある方は、逆に徳のある行いであると前向きに考え、ご自身の納得のいくお墓づくりをしていただきたいです。
古いお墓はどうすれば良い?
お清めをした後、撤去をする。または今あるお墓に移してまとめる。
もしくは古いお墓を撤去し、新たに供養塔を建立する等、様々なケースがあるので、石材店にご相談ください。
どんなものを彫刻できる?
ファントーニという立体的な彫刻や影彫り(点刻)という写真をそのまま彫刻するような方法もあります。
今は彫刻も自由度が増え、好きな彫刻を施せるので、まずは石材店にご希望を伝えてみましょう。
その上で、どういった彫刻でどの程度の仕上がりになるのか、ご提案させていただきます。
お墓を建ててはいけない年や日はあるか?
ありません。
うるう年に建てるのは良くないというのを耳にしたことがあるかと思いますが、旧暦の質素倹約の考えが起源です。
生活を困難にしてまで建てるものではないということです。
それは、今も昔も同じですので、お墓を建てることよりも今生きているご自身の生活の方が大切です。
生活を圧迫してまで、良いお墓を建てるといったことは避けましょう。また、建ててはいけない日についてもありません。
もし六曜を気にする方でしたら、しいて言えば赤口を避けましょう。
お墓はそもそもなんのためにある?
お墓を建てなければいけないという決まりはありません。
また、お墓を作らなければ極楽浄土へ行けないというものでもありません。
お墓の起源や先祖があるから自分がいるという先祖崇拝の考え等、様々な理由はありますが、お墓は残された方のためにあると考えます。
亡くなった大切な人を自分の思う正しい形で供養してあげたい。その最後にしてあげられることの一つがお墓です。
してあげたいという思いを叶える手段であり、大切な家族の生きてきた証としてそこにあり続け、お墓に行けば、その人のことを思い出し、そこでならその人に会えるような気がする。
残された方の気持ちの拠り所となれば幸いです。
見本の石を見せてもらえますか?
当社では展示墓やサンプルの石をご覧いただけます。
また、ご希望があれば墓地にて実際に建ったお墓をお見せすることも可能ですので、お申し付けください。